大学の体育会系部活動に所属するメリットとデメリット各々5選を経験者が解説!

大学には様々な人がいて、様々な機会に触れることができる場所です。サークルや留学、アルバイト、時間に縛られず自由に過ごし色々な経験をできる。人生において大学生活は一番自由であり、ほとんどの人は学生という権利を持てる最後の期間です。そんな場所に入学後、あなたはどんな選択をしますか?

今回は、そんな人生で一番暇で自由な時に、間違って体育会系部活動に所属してしまった私が実際の経験をもとにメリットとデメリットについて解説していきたいと思います。

体育会系部活動とは

体育会系部活動とは、大学の中の課外活動の一種であり、中学・高校でいうところの運動部のことを指します。サークル活動と違い、公式の大会が存在しそれらを「リーグ戦」という呼び方をします。

体育会系の部活動には、学校の体育会実行委員(大学によって呼び方異なる)によって振り分けられる部費が各々存在し、領収書の管理や帳簿の作成、部の運営などを学生が行います。大会メンバーなどは、監督がいるチームは監督が決め、いないチームは学生が決めます。練習試合なども他大学の学生とつながりがあれば、その都度日程調整を学生が行います。

高校や中学と違い、学生が主体となり部活動を進めていく、それが体育会系部活動です。

大学で体育会系部活動に所属するメリットを5つ解説

ここでは本題である大学で体育会系部活動に所属するメリットとデメリットについて解説いたします。

メリットは全部で5つご紹介いたします。

体育会系部活動へ所属するメリット①:高度なスポーツを学ぶことができる

体育会系部活動は中学校や高校と比べて、よりレベルが高く高度な技術を経験することができます。周りはインターハイ経験者や優秀選手へ選ばれた選手など、レベルの高い先輩や同期、後輩とともに大会優勝を目指し活動することができます。そこでは中学や高校では学べなかった作戦や技術を学ぶことができスポーツをより深く理解することができます。

体育会系部活動へ所属するメリット②:社会の仕組みを学ぶことができる

大学の体育会系部活動は学生が主体で運営をします。勿論、競合の部活動であれば監督やコーチはいますが、それでも部の運営から部活動のメニュー考察、試合の分析や学生が行うことが多いです。部の運営に関しては、部長のほかに「主務、副務、会計」が存在します。主務は練習試合の相手との日程調整や忘年会などの会場予約、メンバー表の作成など裏方の仕事をしたり、副務はそのサポート、会計は領収書の管理、帳簿の作成などをします。また年次により上下関係がはっきりしており、下級生は雑用、2年は指導係と役割分担もはっきりしているため、体育会系部活動は社会の縮図にも表すことができます。この点を学べるのは大きなメリットです。

体育会系部活動へ所属するメリット③:体力、精神力、ストレス耐性を鍛えられる

これは社会人になるとわかりますが、社会人は何気に体力が必要です。体育会系部活動では、日々の練習を経験することで体力や精神力を鍛えることができます。また大会に向け真剣に取り組む中で、選手通しでぶつかったりし時には監督やコーチから指導を受け精神面でも鍛えられます。また下級生の時は上級生からの雑用や理不尽な要求に対応するうえでストレス耐性も高くなります。

体育会系部活動へ所属するメリット④:最高の仲間を手に入れることができる

大学生活は様々な個性を持った人たちと知り合い広く接することができる反面、あまり深い関係を築くことは難しいというデメリットがあります。しかし、体育会系部活動ではそれとは逆に厳しい状況をともにして乗り越える同期の仲間たちがいるため、狭いコミュニティーの中で強い絆を結ぶことができます。この点は大学を卒業しても関係が続きますので大きなメリットとなります。

体育会系部活動へ所属するメリット⑤:就職活動が有利に働く場合がある

昔ほど優遇されるわけではありませんが、体育会系部活動に所属している就職活動で有利に働く場合があります。企業によって、または職業によっては明るくハキハキとした体力のある学生を欲しがることがあり、そこに当てはまるとかなり有利に就職活動が働きます。ITや技術関係には知識や技術が評価されますので難しい場合がありますが、傾向としては就職活動では優遇される場合が多いです。

体育会系部活動は就活で有利?不利?メリットとデメリットを各々5選解説

大学で体育会系部活動に所属するデメリットを5つ解説

ここでは大学で体育会系部活動に所属した場合、メリットとはは逆のデメリットについて解説いたします。こちらも全部で5つございます。

体育会系部活動へ所属するデメリット①:コミュニティーが狭くなる

大学は様々な活動をしている人、様々な個性を持った人と触れ合うことができます。中学、高校とは違いクラスという概念がない分、自分の好きなようにコミュニティーを形成し触れ合うことができる場所ですが、体育会系部活動へ所属していると部内の人以外との接触が減り、自然とコミュニティーが狭くなります。折角様々な人と触れ合える教育機関なだけにこの点は大きなデメリットといえます。

体育会系部活動へ所属するデメリット②:理不尽な暴力や要求をされることがある

昔ほどではありませんが大学の体育会系部活動は上下関係が年次によってはっきりしており、上級生から下級生へ理不尽な暴力や要求を受けることがあります。また雑用を以上にこなさなくてはならず、その雑用のせいで睡眠時間が削られてしまうことも多くあります。また粗相により連宅責任を受けたり暴力を受けたりする場合もあります。学校の風潮にもよりますが、これは精神的にも体力的にも厳しくデメリットといえるでしょう。

体育会系部活動へ所属するデメリット③:クリエイティブ思考の低下

部活動に共通していることですが、決まった規則、時間、活動を行い4年間生活していると大学生活の特徴である自由でクリエイティブな思考が低下する場合があります。クリエイティブ思考は人によってあまり重要な思考ではありませんが、副業や起業などを行うには自身で考えて生み出す能力が必要となるため、こういった場合にクリエイティブ思考の低下は痛手です。

体育会系部活動へ所属するデメリット④:一般学生を見下す人間がいる

狭いコミュニティーで集団で生活していると自分が強くなった気になってしまう人がいます。特に体育会系部活動は結束力が高い分、そういった思考に陥ることがあり、そうなってしまうと一般学生を見下してしまう人間になってしまいます。一般学生を小馬鹿にしたり、聞こえる声で容姿をからかったり、横柄な態度で道を歩いたりとする学生がいます。こういった人を異常だとしっかりと判断できないと自分もそのように気づかないうちになってしまう場合があります。注意が必要です。

体育会系部活動へ所属するデメリット⑤:拘束時間が長い

大学は人生で一番自由で、暇な時間が多い場所です。ですが、体育会系部活動に所属してしまうと練習と筋トレ、大会などで多くの時間を拘束されます。そのため、勉強や趣味、アルバイトなどをする時間も少なくなってしまい部活以外にできることが限られてしまいます。

大学で体育会系部活動に入部を検討している君へ

大学は多くの自由な時間を約束されており、社会人になる前の最後の長期休みだと私は思います。サークルやアルバイトに精を出すのも正解ですし、そこで体育会系部活動へ捧げるのも素敵だと私は思います。確かに、4年間やりきるのは正直大変です。最初の1年は雑用がきついし、2年目は1年の指導をしないと上級生から怒られるし、3年目は停滞期でやる気が極端に下がるし、4年目は就活と大会で忙しい。酒の席では先輩に飲まされゲロを吐くことは確定しているしOBはいきり散らかしています。パチンコと酒とたばこが代名詞みたいなクズもいるけど、社会人になればすべて最高の思い出です。大変だと思いますが、どうか最後までやりきってください。

最後に

今回は、大学の体育会系部活動へ所属するメリットとデメリットについて、経験者である私が解説いたしました。

いかがだったでしょうか。正直、実態を知っている人だともう一度あの経験をしたいとは思わないでしょう。ただ一度経験するとかなりタフな人間になることができます。良くも悪くも一度経験してみてほしいです。

今現在、大学でサークルか体育会系部活動へ所属するか迷っている人は、体育会系部活動へ所属することをお勧めいたします。サークルもいいと思いますが、完全燃焼したいのであれば部活のほうが公開なく大学生活を終えることができます。

ただ、決して「楽ではない」ですのでその覚悟だけは忘れずに。

それでは、素敵な大学生活を!

 

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