世界一理解しやすいドミナント戦略!メリットとデメリットを解説

どうもジャック36です。

今回はドミナント戦略について説明していきたいと思います。と、その前にみなさん、こんな経験をしたことがあると思います。

「ここにもセブン!あそこにもセブン!!ちょっと歩いたらまたセブン!」

セブンイレブン多すぎね?って思ったことありますよね。このセブンイレブン、ただ闇雲に大量出店しているわけではないんですよね。

このように特定の地域に集中して出店することで得られる効果というものがあるのです。そしてこれが、今回説明するドミナント戦略というものになります。

ドミナント戦略とは

ドミナント戦略とは、特定の地域にチェーン出店する経営戦略のことを言います。ドミナントとは、支配的、優勢である状態を表す単語であり、それらの意を込めてこのような名がつけられたと考えられます。

特に上記した、コンビニエンスストアやその他チェーン店に多く見られる戦略です。

ドミナント戦略のメリットについて

次にドミナント戦略のメリットについて説明していきます。メリットは大きく分けて3つあります。

知名度向上につながる

ドミナント戦略はその地域に密集して出店される為、多くの消費者の目に留まることになります。それにより必然的にその特定の地域での知名度向上につながり、利用者が増えることを狙います。

物流コストの削減

基本的に同じチェーン店であれば、物流に使われる業者は同じことになります。つまりドミナント戦略ではトラックの費用や人件費を抑えることができ、かつ仕入れ等を効率的に行えることができます。結果コストの削減につながります。

ライバル企業の進出を防げる

ドミナント戦略をすると、同業他社はその地域に出店しずらくなります。出店しても客を横取りされてしまい、売り上げを望めないためです。そのため、ライバル企業への圧力にもつながり、文字通り支配的な経営をすることができます。

 

ドミナント戦略のデメリットについて

ドミナント戦略には大きなメリットがありますが、デメリットも大きいです。ここではそんなデメリットについて説明していきたいと思います。

同業で客の取り合い

その地域においての消費者は限られる為、同業では消費者の取り合いになります。その結果、各店舗では売り上げが伸び悩んでしまう場合があります。

フランチャイズ加盟店に大きなダメージ

フランチャイズ加盟店の近くにドミナント戦略をとった場合、加盟店は売れ行きが大きく落ちます。その結果、フランチャイズ加盟店に大きなダメージを与えてしまいます。

リスクの集中

その地域に大手同業の参入により消費者を奪われたり、災害などによりその地域の運営が難しくなった場合、集中出店しているすべての店舗に被害が及びます。リスクが分散できないのもドミナント戦略のデメリットです。

コンビニ間での争い

ドミナント戦略の成功例として多く取り上げられるのが「セブンイレブン」ですね。しかし先日私はこんなニュースを見ました。

とあるセブンイレブンの店長がいつも通り店を回していると、道路を挟んだその先にもセブンイレブンができた。それから売れ行きが下がり、赤字。その後、店をたたむことに。

ドミナント戦略は経営陣の視線からすれば、優れた戦略かもしれない。ブランド力の向上を果たし、削減コストも減らせる。しかし、セブンイレブンを現場で回している社員からしたら、死活問題。

経営は大変だ。。なんて思いました。

まとめ

今回、とても簡単な言葉を使って、簡潔にドミナント戦略について説明しました。現場で働く側も、経営側もどちらも大きなリスクを背負う戦略ですね。その分、見返りは大きいのかもしれません。

今後もあらゆる経営戦略について、説明していきたいと思います。

今回は、以上です。

 

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