どうもジャック36です。
先ほど、面白いニュースが目に入ったため、ちょっと記事にすることにしました。その内容が大手電機メーカーであるシャープが、政府からの要請を受けてマスクを生産するという内容です。
今現在、日本はコロナウィルスの影響により混乱状況であり、マスクの品切れが日本全国で相次いでいます。そんな中、政府は大手電機メーカーであるシャープにマスクの生産を委託することを決定しました。
その理由と、どのくらいの生産をするのかという内容を簡単に解説していきたいと思います。
目次
シャープとは?
参考:シャープ株式会社
シャープ株式会社とは日本の大手電機メーカーの一つ(現在は鴻海精密工業の傘下)であり、液晶テレビを世に出したテレビの先駆者として認知されている企業です。
一時、液晶事業の失敗と選択と集中のミスにより大赤字を計上しましたが、鴻海傘下後は、順調に立て直し、黒字経営を続けています。
「目の付け所がシャープでしょ」でキャッチフレーズでお馴染みの企業ですが、いったいなぜこのような要請を請け負うことになったのか解説していきたいと思います。
なぜ政府はシャープに要請を出したのか?
誰しもが疑問に思うのが、なぜシャープなのか?だと思います。
他にも、国内には医療業界や工場を持つ企業がある中、なぜ電機メーカーであるシャープが政府に要請を出されたのか。
その理由は、シャープの工場にあります。
シャープは三重県に元々液晶事業を展開していた工場があります。その工場内には、液晶事業には必須のクリーンルームがあり、マスクの生産にはもってこいの環境だったのです。
クリーンルーム(clean room)とは、空気清浄度が確保された部屋のことである。防塵室(ぼうじんしつ)ともいう。
引用:Wikipedia
液晶事業と同時にマスクの製造ラインを設置し、最初は3ライン、最終的には10ラインを設置する予定のようです。製造数も1日で50万枚を生産する見込みです。
このクリーンルームを作るのには時間と費用が掛かるため、もともと完備されている工場があるシャープに政府は依頼したのです。
鴻海傘下後のシャープ
傘下後のシャープは世間一般に台湾企業として扱われるようになりました。しかしながら、働く職員と、管理部の人間はほとんどが日本人であり、技術も国産といえます。
(そもそも、iPhoneを使いながら台湾企業の鴻海を馬鹿にしている人は何を考えているのだろうか…)
最近では、国内で初の5Gのスマートフォンを発表するなど、まだまだ日本においての地位は確保しています。
今回も、目の付け所がシャープでしたね。政府が考案したのか、シャープが考案したのかは不明ですが、どちらにしろ、シャープの世間体が少しでも良い方向に変わってほしいものです。
まとめ
今回のニュースは電機業界で働く私としては、とても驚くべきニュースでした。
昔からシャープの製品が好きでしたし、現在もそうです。日本の電機業界を担う一角として、シャープには本当に頑張ってほしいと思います。
かなり簡単にまとめましたが、今回はこの辺で終了したいと思います。!
それでは、コロナには気を付けてください。では!