【企業研究】大手電機メーカー8社の事業内容を解説!

どうもジャック36です。

だんだんと温かくなってきましたね。

今回は、就活生や企業のことを知りたいと考えている人のため、大手電機メーカー8社を紹介していきたいと思います。かなり簡潔に書きましたが、そこはご了承ください。

ジャック36

これから、大手電機メーカーの各企業の事業内容を紹介していくよ!
お、ちょうど企業研究中だったから助かるわ!

ニック17

ジャック36

ところでニック?君はこの大手電機メーカーを4つの系統にわけられるかな?
え?全部同じような感じじゃないの?

ニック17

ジャック36

違うよ(笑)大手電機メーカーは大きく分けて4つに分けられるんだ。まず1つは家電系。シャープやパナソニックはこのジャンルだね。2つ目は重電系。これには日立や東芝、三菱電機が分類されるね。3つ目は通信系。富士通やNECなんかがここだね。最後にエンタメ系。これにはソニーが分類される。もともとソニーは家電系だったんだけど、最近はエンタメ事業が増えて、こっちのジャンルになったんだ。
わー、そうだったんだ!そもそも系統が違うんだね。それも踏まえていろいろ教えてよ!

ニック17

家電系メーカー

主に家電を扱っている大手電機メーカーを「家電系メーカー」とジャンル分けすることがあります。大手電機メーカー8社の中では「パナソニック」と「シャープ」がこの家電系メーカーに分類されます。ソニーもまた、家電系メーカーに含まれますが、ソニーはエンタメ事業が主なため、別のジャンルで紹介します。

パナソニック

参照:Panasonic

今では、日本の家電メーカーの顔であるパナソニック。安心、安全というイメージが強い企業ですね。

  • 正式名称:パナソニック株式会社
  • 従業員数:271,869人
  • 売上高:約8兆

事業は主に以下の6つに分かれているようです。

アプライアンス

主にB to C事業を担っている社内カンパニーです。白物家電、オーディオ機器、ビデオ機器等の一般向けの製品からオフィス機器など幅広い製品の開発・製造をしています。

ライフソリューションズ

人々が暮らすうえで関わる電設資材や建築用材に焦点を当て、会社のオフィスや一般の人々の生活空間にサービスを提供しています。照明や水回り設備、空調機器など生活していく上での設備から、街づくりそのものに力を入れている事業です。

コネクティッドソリューションズ

物流(運送業等)や製造業で働く人々とその環境にソリューションを提供しています。例えば、工場内の一連の作業を自動化させるサービスを提供したり、飲食店やコンビニエンスストア等に対して、決済簡潔化サービス等を提供したりしています。

オートモーティブ

「車」におけるサービスを提供している事業です。カーナビゲーションやドライブレコーダーなどの表面的な部分から、バッテリーやセンサーなどの部品、電動化システムなど人々が車を運転する上で快適化を実現するためにあらゆる研究・サービスを提供しています。

インダストリアルソリューションズ

B ot B事業を担っている社内カンパニーです。電子部品、制御デバイス、半導体、液晶パネル、モータ、電池等の開発・製造・販売を行っています。クライアントのニーズに沿った製品を製造し、提供している事業です。

中国・北東アジア社

事業推進と地域統括のため、日本以外の国に初めて本部を設置した社内カンパニーです。「くらし空間の提案」と「生鮮食品サプライチェーン」への貢献を提供している事業です。2019年に設置されました。

シャープ

参照:SHARP

「目の付け所がシャープでしょ」でお馴染みの家電系メーカーのシャープです。テレビのAQUOSを発売して大ヒットしましたね。今は鴻海の傘下についています。

  • 正式名称:シャープ株式会社
  • 従業員数:54,156人
  • 売上高:約2.4兆

シャープは主に以下の4つの事業を展開しています。

スマートホーム

主にB to Cの製品を担っている事業です。冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機などの生活家電から携帯電話機(スマートフォンなどの企画・製造・販売を手掛けています。太陽電池やパソコン、蓄電器等もこの分野になります。シャープの代表事業になっているのがこのスマートホームになります。

スマートビジネスソリューション

主にB to Bの事業を担っているのが、このスマートビジネスソリューションです。オフィス向けのデジタル複合機や業務用プロジェクター、インフォメーションディスプレイなど企業に対してソリューションを提供している事業です。

IoTエレクトロデバイス

カメラモジュールやセンサー、半導体レーザーなどの企画・製造・販売をしている事業です。これらを製品、サービスを提供しています。

アドバンスディスプレイシステム

液晶カラーテレビやブルーレイレコーダーなど、テレビ周辺機器などの企画・製造・販売を手掛けている事業です。液晶テレビAQUOSなどの製造もこの事業になります。

重電系メーカー

重電系メーカーとは、主に大型電機機器を取り扱っている企業のことを指します。大手電機メーカー8社の中では、「日立製作所」や「東芝」、「三菱電機」がこの分類になります。

日立製作所

参照:HITACHI

日本を代表する重電系メーカー、日立です。今ではインフラ事業に力を入れており、イメージも昔とは変わりました。従業員数が大手電機メーカー8社の中で一番多いです。

  • 正式名称:株式会社日立製作所
  • 従業員数:295,941人
  • 売上高:約9.5兆

日立製作所は、以下の5つの事業を担っています。

ITセグメント

システムインテグレーション事業や情報処理、通信機器の開発を行っている事業です。産業用のパソコンやディスクアレイ装置などを手掛けています。

インダストリーセグメント

物流や産業に対してソリューションを提供しています。水環境の課題に対して、解決策を提供する水ソリューションなども担っている事業です。

モビリティセグメント

エレベーターやエスカレーターなどビルに関するシステムを提供しているビルシステムから、鉄道を支える鉄道システムなどを扱っている事業です。インフラを支える国内でもシェア率の高い事業です。

ライフセグメント

医療業界・人々のライフスタイルを支える事業を担っています。ヘルスケアや家電、エコシステムなどを専門的に扱っている事業です。

東芝

参照:TOSHIBA

重電系メーカー東芝の登場です。家にも東芝製品が多くあるため、家電系に感じていましたが、実は重電系メーカーであり、今ではインフラ事業を広く展開しています。色々ありましたが、まだまだ信頼の厚い企業です。

  • 正式名称:株式会社東芝
  • 従業員数:128,697人
  • 売上高:約3.7兆

東芝は主に、以下の4つの事業を展開しています。

エネルギー事業領域

日本のエネルギーを支えているインフラ事業です。自然エネルギーである火力や太陽光・風量などの発電システムを企画・製造し提供しています。電力供給に関わる、さまざまな事業を行っています。

社会インフラ事業領域

こちらも日本を支えるインフラ事業になります。電波システムや道路上のシステム、鉄道や上下水道などに対してソリューションを提供しています。それらに加えてハイブリット自動車や鉄道向け蓄電池システムなどにも貢献しています。携わっている業界は幅広く、日本を支えている代表的なインフラ事業の一角です。

電子デバイス事業領域

パワーデバイスや小信号デバイス、光半導体などに注力している事業です。ほかにも電子ビームマスク描画装置など、半導体産業の発展に貢献しています。

デジタルソリューション事業領域

AI技術を使ってクライアントに対してあらゆるソリューションを提供している事業です。インダストリー領域でIoTソリューションを手掛け、コミュニケーションAI「RECAIUS」と、アナリスクAI「STALYS」を展開し人々の生活を豊かにする事業をしています。

三菱電機

参照:MITSUBISHI ELECTRIC

高い技術力を持った硬くしっかりとしたイメージがある三菱電機。こちらも重電系メーカーに分類されます。一時期はブラック企業大賞に乗ってしまい自殺等が問題になりましたが、それを入れても素晴らしい企業です。

  • 正式名称:三菱電機株式会社
  • 従業員数:145,817人
  • 売上高:約4.5兆

三菱電機は、以下の5つの事業を担っています。

重電システム

日本を支えるインフラ事業です。次世代鉄道車両用のインバーターや標準型エレベーターなどのほか、大型映像報システム、発電プラント等も担っています。

産業メカトロニクス

工場の生産ラインやインフラを支えている事業です。ほかにもモータ事業にも力を入れ幅広いラインアップで対応することができます。産業ロボットなどにも力を入れている事業で、いろいろな視点から社会に貢献しています。

情報通信システム

その名の通り、情報通信システムを担っています。標準衛星プラットフォームやブロードバンド用光アクセス装置、ネットワークカメラシステムなどを企画・製造・提供しています。ほかにも情報システム統合運用管制センターもあります。

電子デバイス

発電装置や電源システム、その他低消費電力に加え、5Gに対応した移動通信システムなど、電力に関わる製品やシステムの開発をしている事業です。

家庭電器

テレビ、エアコン、冷蔵庫といった一般家電を企画・販売・製造をしている事業です。三菱電機独自の技術を利用して幅広い製品を展開しています。

エンタメ系メーカー

エンタテインメント事業を多く展開している企業をエンタメ系メーカーと分類します。大手電機メーカー8社のうち、「ソニー」のみがこのジャンルに分類されます。

ソニー

参照:SONY

クリエイティブなイメージが強いソニー。日本の歴史に刻むようなアイディアを繰り広げ、無くてはならない存在となりました。プレステーションなど、多くの人々の娯楽を支えています。

  • 正式名称:ソニー株式会社
  • 従業員数:114,400人
  • 売上高:約8.6兆

ソニーは以下の事業を展開しています。

エンタテインメント&サウンドプロダクツ

テレビやビデオ・オーディオ機器などの研究・開発・製造を担っている事業です。

モバイルコミュニケーションズ

スマートフォンの企画・開発を担っている事業です。Xperiaシリーズを国内外に展開し、カメラ、音楽、映像などソニー独自の技術を用い研究を行っています。スマートフォンアクセサリーなども、このモバイルコミュニケーションズで提供しています。

インタラクティブエンタテインメント

プレステーションなどの娯楽機器のネットワークの管理、機器の企画・開発を担うエンタメ事業です。

ピクチャーズエンタテインメント

ロサンゼルスにスタジオがある映画事業です。映画の作成から配給、買い付け他デジタルコンテンツの制作を担当しているエンタメ事業です。

ミュージックエンタテインメント

ソニーの音楽事業を担当しているのがこのミュージックエンタテインメントです。アニメやゲーム、そのほかコンテンツなど幅広く事業を展開しています。

グローバルエデュケーション

ソニーが展開する教育事業です。プログラミング学習ツールや教育プラットフォーム、その他サービスを企画し、学びの場を提供している事業です。

ビジネスソリューション

企業に対してソリューションを提供している事業です。テレビや映画の作成現場に対して、ソニー独自の技術を用い機器を開発、提供をしています。

セミコンダクタソリューション

ソニーの半導体事業です。業界をリードしていたセンサー技術やディプレイデバイスなども展開しています。

メディカルソリューション

ソニーの映像技術を生かし、医療用カメラ、レコーダー、モニターなどを開発、医療業界に貢献しています。株式会社オリンパスとも連携しており、より医療業界へ力を入れています。

通信系メーカー

インターネットなどの通信事業を展開している企業を通信系メーカーと呼びます。大手電機メーカー8社のうち、「富士通」と「NEC」がこの分類になります。

富士通

参照:FUJITSU

PCのイメージが強い国内メーカー。多くの企業にも富士通の製品を必ず一つは見つけられるほど、信頼を置かれています。日本の通信業を支える歴史ある企業ですね。

  • 正式名称:富士通株式会社
  • 従業員数:132,138人
  • 売上高:約4兆

富士通の事業は、以下の3つを展開しています。

テクノロジーソリューション

主にB to Bを担っている事業です。法人に対して、ITを活用したソリューションを提供しています。企業が抱えるビジネス上での悩みを解決するため、効率化を図るアプリケーションを開発したり、ITシステムのコンサルティング等をしている事業です。

ユビキタスソリューション

デバイスの企画・製造・販売をしている事業です。PCや携帯電話、その他デバイスを高品質・高性能で手掛けています。文字通り、コンピューターに関する事業を展開しています。

デバイスソリューション

半導体をはじめとする電子部品のほか、電池、リレー、コネクタなどの電子部品、および機構部品を提供しています。

NEC(日本電気)

参照:NEC

日本の通信業の一角を担うNEC。安心・安全で、保守運用もしっかりしている、手を抜かないというイメージがある企業です。

  • 正式名称:日本電気株式会社
  • 従業員数:110,595人
  • 売上高:約2.9兆

NECは、以下の事業から成り立っています。

パブリック事業

データ分析技術やネットワーク技術、センサー技術を用いて公共機関や政府に対して安全・安心なソリューションを提供している事業です。

エンタープライズ事業

民間企業の方々が新事業の発足を手助けするソリューションを提供しています。ITや最新のデジタル技術を用い、バーチャルチェーン全体で新たな価値を作り出す事業です。

ネットワークサービス事業

通信事業をしている国内企業に対して、運用管理システム、運用サービスを提供している事業です。ネットワーク構築に必要な基盤システム等も提供。自治体やサービス業、流通など幅広い業界に貢献している事業です。

システムプラットフォーム事業

AIAIやIoT映像分析ほか、サイバーセキュリティなどを使用し、クライアントにソリューションを提供している事業です。ネットワーク機器、PC、ソフトウェアなどの製品や、保守運用サービスを提供しています。

グローバル事業

国内だけでなく、海外に向けても事業に取り組んでいます。AIやIoT等の富士通の持つ技術を活用して、都市の実現を目指す事業です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

大手電機メーカーは4つのジャンルに分けることができ、それぞれ強みがあるということを理解いただけたと思います。

かなりの文量なので読むのが大変だとは思いますが、就活生とって企業研究は大切ですのでしっかりと調べたうえで選考を受けたいところですね。

事業内容はかなり簡潔にまとめましたので、気になった企業があれば、公式サイトに飛んでみて実際の事業内容を自分の目で確かめてみるのもいいかもしれません。

入社後に自分のイメージとずれがないよう、悔いが残らないようにしてください。応援しています。

それでは!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です